ご挨拶
この度、令和4年9月23日、24日にロイトン札幌に於きまして、第31回日本腎不全外科研究会学術集会を開催させていただく運びとなりました。
本研究会は日本における腎不全治療の先駆者である、故・太田和夫先生のご提案により外科系医師と内科系医師がともに参画して腎不全患者の外科治療を発展させるべく設立され、その御意志を継ぐ故・大平整爾先生、札幌北楡病院 久木田和丘先生のもと、第30回大会までいずれも成功裏に開催されてまいりました。今回担当させていただく私共もぜひ盛会にすべく鋭意準備中です。
透析患者数はその伸びが鈍化しているとはいえ、年々増加を続け、2020年末には34.7万人に達し、毎年多くの患者が外科治療を受けています。また、社会全体の高齢化が進んでおりますが、透析患者はその傾向が顕著で患者全体の平均年齢は69.4歳となっております。
近年、鏡視下手術、ロボット手術、TAVIなど外科手術の低侵襲化が進んでいますが、脆弱で高齢者の多い透析患者こそ低侵襲な外科治療が必要と考え、今回は「より低侵襲な外科治療を目指して」をテーマに活発な議論を行いたいと考えております。
第31回日本腎不全外科研究会学術集会
当番世話人 今 裕史(KKR札幌医療センター)
事務局長 三野 和宏(国立病院機構 北海道医療センター)
顧 問 武冨 紹信(北海道大学大学院医学研究院 消化器外科分野消化器外科学教室Ⅰ 教授)